モンモリロナイト結晶はナノサイズの層状構造を有する無機化合物であることから、有機化したベントナイトを各種樹脂中でナノレベルまで剥離し分散させたナノコンポジット材料として注目を浴びております。
有機ベントナイトによるナノコンポジット樹脂は、次のような優れた機能を有します。
- 他の無機材料に比べて少ない添加量で同等の弾性率、引張り強さを発揮し、透明性が向上して軽量化が図れる。
- 樹脂表面の平滑性が向上
- 蒸気、酸素、臭気等のガスバリア性が向上
- 熱線膨張係数が劇的に減少し寸法安定性が向上
- 耐熱変形性が向上
- 熱可塑性樹脂のリサイクルが可能
- 樹脂の染色が容易
- 難燃性が改善
有機ベントナイトをナノコンポジット材料として上記の機能を発揮させるために、有機ベントナイト結晶端面へ修飾する化合物の選択、樹脂の変性処理、樹脂との溶融混練条件の確立等がポイントであります。溶融温度の高い樹脂では、耐熱性を付与した有機ベントナイトが必要であります。
ナノコンポジット用有機ベントナイトの選定は、ご使用の樹脂を念頭に次の図を参考にして下さい。
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